新しい年を迎え希望にみちていらっしゃることと存じます。
1月、2月は寒さも厳しくなりますが、陰の極まった冬至から日一日と
おひさまの時間が長くなってゆきます。
太平洋に面している高知は冬でも晴れた日は青空が拡がり、
お日さまがさんさんと降り注ぎます。晴れた日は戸外に出て
息をいっぱい吸ってお日さまの光を全身で感じてみて下さい。
お日さまの光で脳内ホルモンが刺激され、やる気や幸せ感がアップしますよ。
日照時間が少ない北欧などは冬場うつになりやすい傾向があります。
お日さまの恵みはありがたいですね
ところで、軽い安定剤、睡眠導入剤のデパス、アモバンが昨年10月第三種向精神薬に指定され、
投与期間が30日に制限され取り扱いがきびしくなっています。
デパスは神経症による不安、緊張、睡眠障害、腰痛、欝による不安等に幅広く一般内科や整形外科で
結構気軽に処方されています。ベンジアゼピンゾ系の薬剤は依存性があり、
また神経細胞の働きを抑えたり、筋弛緩作用で高齢者はふらつき転倒する恐れがあります。
また意識が混濁し自分のおかれている状況が分からなくなったり、妄想や、不安や恐怖で
興奮状態になる場合もあります。またベンゾジアゼピン系を長期間服用していると、
認知症の発生率が上がることもわかってきました。
ベンゾジアゼピン系の睡眠剤:ハルシオン、レンドルミン、リスミー、エリミン,ユーロジン等。
夜眠れなくって次の日頭がボーとすると辛く、そんな日が続くと仕事にならなかったり、
疲れたりで睡眠薬を飲めば眠れるからでしょうが、夜眠れないというのは自律神経系、
内分泌系がバランスを崩しているからです。
まず生活の中でこれらのバランスを整えましょう。
* 朝日を浴びる --------------- セロトニン、メラトニン等の睡眠に関わるホルモンの分泌がよくなる。
* 頭寒足熱---------------お風呂から上がった後は下半身を冷さないように。
* パソコンやスマホの画面の光は脳を活性化させるので極力注意
* 適度な運動---------------ウォーキング、ヨガ、太極拳等===自律神経のバランスをとります。
* テレビを観ながらうたた寝をしない。うたた寝しそうになったら軽いストレッチをする。
* 高齢になると睡眠時間が少なくなります。また日中や、夜テレビを観ながらのうたた寝がかなりあります
ので、夜あまり眠れなくても睡眠時間は足りていますので、神経質にならないように。
睡眠時間が足りていないという気持ちによる自己暗示で体はますます疲れます。2~3日眠れなくても大丈夫です。
* 思考---------------マイナス思考は内分泌のホルモンに多大な悪影響を及ぼしセロトニン、
メラトニンの分泌ダウンばかりでなく潜在意識にも蓄積。
意識なしに常に消極的パターンに陥るのでくれぐれもお気つけて。
努力しても眠れない方は身体に優しい漢方薬の処方とストレッチをお伝えしますので、お気軽にご相談ください。