Sallyのつぶやき

しあわせの種　７月

　裏庭に油断しているとドクダミが地下茎を伸ばしどんどん拡がっています。葉の裏側は赤茶色で独特の生臭い匂い(デカルアルデヒド)があり、どちらかと言えばあまり好かれる植物ではありませんが、日本では民間薬として毒消しの作用があると親しまれてきました。デカルアルデヒドはペニシリンを凌ぐ殺菌作用があります。小さいお子さんが、外で遊んで擦り傷なさった時、ドクダミの葉っぱを揉んで傷にあてると良いです。

息子がひどいアトピーで皮膚がドロドロの時、お風呂にドクダミを入れまたお風呂上りには、ドクダミローションを塗りました。痒みが激減、皮膚も強くなりステロイドも一切使うことなく乗り切れました。この様子を見ていた方々から、このローションを分けて欲しいとよく言われました。良く効いたのかいつの間にかSallyのミラクルローションと名付けられました。裏庭に今雑草が勢いよく生えて戦いですが、ドクダミは丁寧に洗って誰かのお役に立てればと。

今年になってこの２～３ヶ月でアトピーのご相談がとても多くなりました。幼少期からアトピーがあったが、皮膚科で抗アレルギー薬とステロイドの軟膏、保湿剤の軟膏でかなり改善され、今はひどい時にステロイドの軟膏を使用している方々。大人になり突然発症なさった方、親元を離れ単身生活で食べ物が悪かったのが発症等様々です。
ここ30年近くの間にアトピー・鼻炎などのアレルギー症状が急増してきたそうです。

要因としては
 寄生虫の駆除　
 腸内細菌のバランス
・　食事の欧米化（肉食、乳製品の過多）
 油の取り過ぎ
 肌の洗いすぎ

寄生虫を駆除してどうして？お肌を清潔にしてどうして？と感じられると思います。自然界を見てみましょう。地球上には、多種多様の生き物が棲んでいてそれらは食物連鎖の中で食べたり食べられたりを繰り返しながらバランスを保っています。土の中には動植物の死骸を分解し、動植物の栄養分を作り出す菌がいて、その栄養分が川や海に棲む植物性プランクトン（クロレラ）に取り込まれ、それを動物性プランクトンや植物が取り込みの食物連鎖の循環のなか地球の生き物はバランスを保ち共存共生し、地球という大きな生命体を営んでいます。ここで、ある特定の種を絶滅したとしたら地球の生き物のバランスは崩れてしまいます。

上下水道の完備、抗生物質の登場により感染症は激減しました。一方、行き過ぎた除菌や抗生物質の乱用、食品に含まれる保存料、食事の変化で、私たちと共に生きてきた菌のバランスが崩れることによりアレルギー疾患が急増してきました。実は、私たちは身体の表面、そして腸の中には様々な種類の腸内細菌が、花畑のようにびっしりと層を創るように棲みついています。私達は一人で生きていると思っていますが、地球に生物がいるように身体の中に目に見えない小さな生き物があなたの身体の60兆個細胞の10倍以上100兆も棲んでいて、色々切磋琢磨してバランスをとりあなたから栄養をもらい、またあなたに必要な栄養をたくさん出し、また病気を起こす菌から守ってくれています。
最近の最先端の研究では、私たちの身体に必要なある種のビタミン、ホルモン、生理活性物質も腸内細菌が創り出していることが分かりました。腸内細菌は指紋のように人それぞれ異なり、腸内細菌の種類とアレルギー、肥満、高血圧、糖尿病などの相関関係が明らかになってきています。

　良い腸内細菌を増やすために
＊ 野菜中心の和食＝＝＝＝＝野菜の繊維質が腸内細菌のエサとなります。
＊ 日本古来の発酵食品を摂る　味噌汁、たくあん、麹、甘酒（飲む点滴といわれるほど栄養価高い、糖度も高いので、1日1杯程度に）
＊ ヨーグルトは腸を冷し、乳脂肪が問題となります、また特定の菌を入れるのは、バランスを崩すと考えあまりお勧めしません。あなた自身の良い菌を増やすためにはバイオリンク、野菜の繊維質、発酵食品。
＊ 冷たい物を避ける＝＝＝＝＝夏でもお茶は常温で