東洋医学では夏を天地陰陽の気が盛んに交わり、
万物が成長繁栄する季節ととらえます。
大地から立ち上る熱が積乱雲を生み出し、
また積乱雲は夕立や雷となり天の気が大地に降りそそぎます。
雷が多い年は豊作と昔から言われました。
現在の科学では雷が多いと空気中の窒素が
土の中に固定されるからだという事がわかってきました。
天地のエネルギーの盛んな交流が成長繁栄に結びつくのであれば、私達もしっかり大地に足をつけ、
成すべきことを全力で天に押し上げるように成し、実りの秋を待ちたいものです。
厳しい暑さが続きたくさん汗をかき、汗と共にミネラル・ビタミンが大量に失われます。
ミネラル・ビタミンが失われると食べた物をエネルギーに変えることができず、
身体を保つための働きに様々な支障が出てきます。
そのサインが夏バテです。
ビタミン・ミネラルの補給に第一選択はバイオリンクの粒。 69種類の天然成分が
夏の暑さをエネルギーに変えてくれます。
塩分の補給について
塩は天然塩を使って下さい。精製塩はNaClのみで他のミネラルは含まれていません。
血圧を上げるのは精製塩であって、天然塩は悪さをしません。
天然塩のにがり成分
天然塩に含まれるにがり成分のマグネシウムは、心臓の働きを良くします。
アメリカでは心臓病の治療薬に、マグネシウムが使われています。
天然塩から作られた味噌、醤油、梅干しには強心作用があります。
夏は心臓に負担がかかる季節なので、減塩のやり過ぎは反って体に良くありません。
ごはんには黒ゴマと塩を合わせたごま塩をかけて食べるとよいでしょう。特に玄米を食べている方は
玄米がマグネシウムを排泄するので、必ずゴマ塩をかけて下さい。
ごま塩の作り方
黒ゴマ・・・・・大さじふわっと8
天然塩・・・・・大さじすりきり 1
1. サラサラになるまで炒った塩をすり鉢に入れ、塩の粉が舞うくらいまで細かくすりつぶす。
2. 強火にかけた鉄なべに数回にわけて黒ゴマを入れ、パチパチとごまがはじけ、
香しいかおりがするまで軽く煎る。
3 .いった黒ゴマを1に加えゴマの油分を出さないように軽く、根気よくすり、棒を上下しながらする。
ゴマの粒がなくなり、全体がふんわりしたらできあがり。
梅
「梅醤番茶」は梅干しのクエン酸やショウガの成分が代謝を促し、血液をサラサラに、
そこに醤油と梅干の塩分が、血中のヘモグロビンを活性化し、体の隅々まで十分な酸素を運び
心臓の働きを助けます。醤油の生きた酵素は胃腸の調子を整えます。
梅しょう番茶の作り方
梅干し・・・・・中1個
醤油・・・・・・小さじ1.5
しょうが汁・・・2,3滴
三年番茶・・・・150~200cc
梅干しを湯呑に入れ、はしでよくつぶし、しょうが汁、醤油を加え、ぐらぐら煮立っている番茶をそそぎ、
熱いうちに飲む。
甘酒
甘酒は米麹と米を原料とした発酵食品で、江戸時代には、夏に冷やしたものまたは熱いものを暑気払いに
飲む習慣がありました。甘酒は栄養豊富で体力回復に効果的な、夏の栄養ドリンクとして
夏場には多くの甘酒売りがいたそうです。含まれている栄養はビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、
葉酸、食物繊維、オリゴ糖やシステイン、アルギニン、グルタミンなどのアミノ酸に大量のブドウ糖!
アイスクリームや甘い飲料水は白砂糖がたっぷりで、ビタミンを消費します。
是非甘酒に代えてみてください。