“ ガン”はなぜできるのか? 令和7年9月145号
近年、分子遺伝学の発展により、ガンの発生メカニズムが少しずつ解明されてきました。
私たちの体をつくる一つひとつの細胞は、核の中にある約2万数千個の遺伝子によってコントロールされています。
遺伝子は、細胞が正しく働くための設計図です。それぞれの遺伝子が必要なタイミングで働き、対応するタンパク質を適切な量つくります。このタンパク質の働きによって、細胞は正常な機能を保っています。
タンパク質の役割
- 構造タンパク質: 皮膚や腱をつくるコラーゲンなど
- 酵素タンパク質:消化酵素など、化学反応を促進する
- 輸送タンパク質:酸素を運ぶヘモグロビンなど
- 貯蔵タンパク質:鉄を貯めるフェリチンなど
- 調節タンパク質:血糖値を調節するインスリンなど
- 防御タンパク質:ウイルスや細菌から守る抗体など
喫煙、不適切な食生活、ストレス、加齢、感染症などによって遺伝子が傷つくと、必要なタンパク質がつくられなくなり、細胞が自らを増やすことだけに集中する「ガン細胞」へと変化することがあります。

すぐにガンになるわけではない!
私たちの体の中では、毎日ガン細胞が発生しています。しかし、怖がる必要はありません。
遺伝子に傷がついても、すぐにガン細胞になるわけではありません。
ガン細胞への移行は段階があり、「正常細胞」 ⇒「前ガン細胞」⇒ 「ガン細胞」へと長い時間をかけて変化していきます。
また、私たちの体には免疫をはじめとした多くの防御システム(恒常性維持機能)があり、日々ガン細胞を排除しています。しかし、生活習慣の乱れや慢性的なストレス、感染などによって、この防御力を上回るダメージを受けると、細胞はガン化しやすくなります。
私たちが気を付けることは、「自らの恒常性維持機能を高める」ことです。

不幸にもがんが見つかったら・・・

初期ガン 1gは10億個のがん細胞、37兆個の体の細胞の0.0027%。
その100倍に増えても0.27%です。
残りの99.73%は正常細胞なのです。
大事なのは、どこに意識を向けるかです。
この正常細胞達は互いにネットワークを組み、ガン細胞を排除しよう懸命に働いています。
ガン細胞にばかり意識を向け、心配や不安になるのではなく、懸命に働いてくれている細胞に感謝し、より元気になってもらうことに集中しましょう。
「心」と「体」は繋がっている
ひどく怒っている時、呼吸は浅く、心臓は早く、血圧上昇、筋肉固く、瞳孔は開きますよね。
交感神経のアドレナリンや副腎からのストレスホルモンがどんどん出ることで、全身の細胞が闘争反応を起こすからです。
いつも怒ったり、悲しんだり、心配ばかりしていると免疫力も代謝も落ちてしまいます。
マイナスの感情は、細胞の元気度を低下させてしまうのです。
一方、幸せホルモンが出ている時は、呼吸は深く、物事に集中、体の隅々にまで血液が回り、温かくなります。幸せの感情は細胞の元気度をアップさせてくれます。
このように、自律神経系、内分泌系、免疫系、代謝系は互いに相関関係があり、心で思ったことは自律神経系、ホルモン系、免疫系、代謝系を通じてダイレクトに体に現れるのです。

感情なんてコントロールできるのか?
私は、少しずつですができるようになっています。
「笑う門には福来る」という言葉があるように、笑いが免疫系を刺激し免疫細胞を元気にする論文も出ています。嘘でもいいので笑うのです。
最初はなかなかできないかもしれませんが、毎月開催している健康Cafeに参加してください。
Sallyの菌が感染して笑えるようになります(笑)
ご参加の方は皆さん根暗だった方も見違えるように明るくなってます。
以前参加した『1時間笑いヨガ』では「馬鹿みたいに嬉しい! 楽しい!」と言いながら、体を動かし大きな声で笑ったら、終わった後に幸せホルモンがどんどん出ていると実感しました。
私たちの脳は、『笑い』や『吐く言葉』で騙され、Happy ホルモンを作り出せることが証明されています。
幸せホルモンが出ると幸せになるのではなく、環境がどうであれ『幸せ』を見つけて、それを自分で膨らませてください。言葉に出してください。
私たちは、自らの感情で、自らが幸せホルモンを創り、それが前頭葉に作用しさらに広がってゆくのです。
『幸』も『不幸』も、外から来たものではなく自らが創り出しているのです。
感情コントロールのポイント
- マイナスの感情が出たら、嘘ついて反対の言葉を吐こう
- 自分の大変さは天に任せ、人のお世話をする
- 夜寝る前に鏡に映った自分の眉間に向かって「益々元気になる」と暗示
(ただし病気が治るとは言わない) - 布団に入ったら心配や不安は消して、楽しいことだけを想像
- 朝起きたらまた鏡を見て「益々元気になった」と声に出して暗示
- 昼何度でもいいので、鏡を見て「益々元気だ」とにっこり
- 不安になったら呼吸を意識する
不安になったときの呼吸法
- 肩の力を抜いて息をゆっくり吐く。(負の感情を全部吐き出すイメージ)
- 吐ききったら息を止めたまま、おへその下に意識を置き、肛門を締める。
- 苦しくなったらゆっくり息を吸う。(体の37兆個の細胞に宇宙エネルギーが満たされていくイメージで)
- 吸い切ったらまた息を止め肛門を引き締める。
この呼吸を何度か繰り返すことで整います。
ガン予防のポイント
- 前ガン状態で芽を摘む
5mmから1cmの早期ガンとして発見されたときから、急激にガン細胞は増殖するので、前ガン状態のうちに対応することが重要です。 - 免疫力を最適に保つ
免疫システムがしっかり働けば、体内で発生したガン細胞を排除できます。
ガン細胞の排除には、エキスのBCE × や503が最強の応援団! - 抗酸化物質の摂取
B カロテンを含む緑黄色野菜などは、前ガン細胞を正常に戻す働きが期待されます。バイオリンクの粒の摂取が予防のカギ!
