夜は、いのちを整える時間 令和8年5月 153号
私たちは日々、何を食べるかに気を配ります。
けれど本当は、何を食べるか以上に、どう眠るかが、人生を大きく左右しています。
食事が乱れても、身体はある程度立て直すことができます。
しかし眠りが失われると、脳も身体も、たちまち均衡を崩しはじめます。
睡眠は、単なる休息ではなく、いのちを輝かせる「積極的なはたらき」なのです。
約20億年の進化の中で、いのちを守り、開花するために備わった大切な二つの機能
- 疲労や病気を癒すために訪れる眠り(恒常性維持)
身体を回復させるためにエネルギー消費を抑え、修復を促します。 - 夜という大きな流れに導かれて訪れる眠り(体内時計)
脳と身体をリセットするために、はるか昔、地球にいのちが生まれてから、ずっと受け継がれてきた大自然との調和のリズム。
体内時計という精密なシステム
夜になると自然に眠くなるのは、体内時計の働きによるものです。
この時計は全身の細胞に備わっており、脳の視床下部にある「視交叉上核」が司令塔となっています。
光を感知すると全身に時間の情報を伝え、ホルモンや自律神経のリズムを整えます。
図に示したように様々なホルモンが分泌され、いのちを支えています。
- メラトニン: 夜間に分泌 → 入眠促進
- 成長ホルモン: 深睡眠時に分泌 → 組織修復
- コルチゾール: 早朝に上昇 → 覚醒と活動準備

睡眠がもたらすはたらき
- 脳と身体の修復
筋肉・内臓の修復に加え、神経細胞の機能回復が行われます。 - 記憶の固定
海馬から大脳皮質へ情報が再配置され、学習内容が定着します。 - 脳の老廃物除去
アミロイドなどの老廃物が排出され、認知症予防との関連が注目されています。 - 免疫機能の調整
サイトカイン分泌が調整され、感染防御が高まります。 - ホルモン分泌の最適化
成長ホルモン、メラトニン、コルチゾールなどが適切に分泌され、代謝・自律神経が整います。
実体験から気づいたこと
昨年、非常に忙しい日々が続いた時期がありました。
夜には動けないほど疲れ切って眠りにつく毎日。ところが翌朝は、驚くほど頭も身体もスッキリし、澄み渡り充実感いっぱい。
その頃
- 1日2食で夕食が17時頃と早め
- 寝る前に鏡に映る自分の眉間に向かってなりたい自分に自己暗示。
- なった自分の環境をイメージしてワクワク
- 1日の小さな喜び見つけて感謝に包まれて眠る
という習慣がありました。
なぜ目覚めが変わったのか?
理由は大きく2つ考えられます。
- 空腹状態が修復を高めた
消化に使うエネルギーが減り、身体の回復にしっかり使われた。 - 眠る前の意識が心を整えた
寝る前の思考は潜在意識に入りやすいと言われています。
目標達成や感謝、ワクワクした気持ちで眠ることで、脳はその情報を整理し、「幸福な状態」を記憶として定着させます。
それがやがて心の習慣となり、目覚めの質にも大きく影響していきます。
祖母が言った「夜は神様の時間」
夜遅くまで起きていると「夜は神様の時間」だから早く寝るようにとよく言ってました。
そのころは笑っていましたが、科学的にも理にかなった言葉かもしれません。
どんなに疲れていても、悩んでいても翌朝になれば目が覚め、新しい朝を迎えます。
頼んでもないのに、私たちの心も身体も完全に緩ませ、整え、新しい朝を毎日、まいにちプレゼントしてくれます。
朝は、見えない神様の世界から、この見える世界を創り出す私たちへのバトンなのかもしれません。
それに応えたいと思います。そして今日1日こんな楽しい世界を創り出しました。明日はさらに新しい楽しい世界を創り出しますのでメンテナンスと力をいっぱい入れて下さいと夜に神様にバトンをお渡しします。
皆様もこの1ヶ月間、眠りを大切になさってみて、生活がどのように変わったかを是非教えて下さい。
私もさらに進化させてゆきます。
「心と身体の健康教室」の時是非、シェア下さいね。
心と身体の健康教室
- 東京:Sally 東洋医学研究所:田園調布
5月27日 13:00~15:00 - 高知:龍雲堂Sally 薬房:高知市唐人町
6月5日 13:30~15:30
Zoomでのご参加も大歓迎ですので、よろしくお願いいたします。
公式ラインからお申込み下さい。
潜在意識の書き換え法
自己暗示:強度×頻度
人間は夜寝る前に、最も暗示を受け入れやすい状態になります。それは、眠ろうとするために大脳の活動が徐々に静止し、実在意識で考えたことが無条件に潜在意識の中に入りやすくなります。
それを利用して、自分自身に暗示をかけましょう。
命令暗示法
寝際に、自分の願いを自分に命令する。
- 鏡に自分の顔を映し、眉間をみる
- 自分に対して、二人称で呼びかける(お前は、君は、あなたは)
- なりたい心の状態を一つだけ「命令」する「元気になる」
(お願いやお祈り)ではない - 小声で真剣に言う
- 一晩に一度
- 実践するまで継続
断定暗示法
命令暗示法とセットで行う。鏡を使っても使わなくてもOK
「元気になった」と断定して言う。
断定暗示は起床時はもちろん一日の中で、回数多くやる方がより効果的
連想暗示法
就寝前に楽しいこと、うれしいことを考える
布団に入ったら「家族旅行の楽しい計画」や「仕事のプレゼンで成功している自分の様子」を想像したりワクワクとうれしくなる事柄を想像






