凄い『葉緑素』パワー 令和8年8月156号
「この石鹸、本当にすごいですよ。」
友人からいただいた石鹸を使ってみて、その消臭力に驚きました。
今年のような酷暑では、夫の加齢臭も気になり、宣伝されている石鹸をいろいろ試しましたが、どれも今ひとつ…。
ところが、この石鹸は抜群の効果でした。
その秘密は、葉緑素(クロロフィル)。
「葉緑素といえば、クロレラバイオリンク!」
そう思った瞬間、以前お客様からいただいたお話を思い出しました。
「祖母がお風呂に入った後の臭いが気になっていましたが、バイオリンクとBCExを飲み始めてから、まったく気にならなくなったんです。」
身体の外からも、中からも。
改めて葉緑素の力に驚かされました。
葉緑素 ― 太陽の光を生命へ翻訳するミラクル分子
葉緑素(クロロフィル)は、植物の葉緑体という小さな工場の中にある緑色の植物性色素です。
役割は、お日様の光を受け取るアンテナ。
光のエネルギーを利用して、水と二酸化炭素から糖(最終的にはでんぷん)をつくり出します。
植物は、この糖で自ら生き、私たちは植物を食べることで命をつないでいます。
つまり葉緑素は、「太陽の光を生命へ翻訳する分子」なのです。

なぜクロレラバイオリンクには葉緑素がこんなに多いの?
クロレラバイオリンクは、直径わずか数μmの単細胞緑藻です。
ところが葉緑素の含有量は、他の植物を大きく上回ります。
その理由は、水中という環境にあります。
水の中では光が弱くなるため、少ない光を効率よく受け取れるよう、
- 葉緑素
- カロテノイドなどの植物性色素
- 光合成タンパク質
をたくさん持っています。
つまり、一つの細胞そのものが、「太陽光を集める高性能ソーラーパネル」なのです。


葉緑素には消臭作用も
葉緑素(クロロフィル)は、抗酸化作用だけでなく、臭いの原因物質にも働きかけることが知られています。
細菌の増殖を抑えたり、口臭や体臭の原因となる硫黄化合物を減らしたりすることが報告されています。
日本では以前から、葉緑素誘導体である銅クロロフィリンナトリウムが、
- 口臭
- 腸内の腐敗臭
- 人工肛門の臭い
- 傷の臭い
などの改善に利用されてきました。
生命の不思議
植物は、葉緑体の中で太陽の光を受け取り、糖という形にエネルギーを「充電」します。
一方、動物はミトコンドリアの中で、糖を「放電」してATPという生命エネルギーをつくります。
このATPは、
- 心臓を動かす
- 呼吸する
- 消化する
- 解毒する
- 血液をつくる
- 筋肉を動かす
- 考える
など、私たちの生命活動のすべてを支えています。
私たちは食べ物を食べて生きているように見えますが、本当は、植物が蓄えた太陽の光を、少し遅れて受け取って生きているのです。
葉緑体とミトコンドリアは、なぜこんなに似ているの?
葉緑体とミトコンドリアは、不思議なほどよく似た形をしています。
どちらも二重の膜をもち、電子伝達系という共通の仕組みを使ってエネルギーをやり取りしています。
葉緑体は光のエネルギーを蓄え、ミトコンドリアはそのエネルギーを取り出します。
現在では、両者は太古の細菌を共通の祖先にもつと考えられており、その名残が今も細胞の中に生き続けています。
生命は一つひとつが孤立しているのではなく、太陽、植物、動物、そして地球全体へと続く大きな循環の中で支え合っています。
今月号は、「臭い」から始まり、葉緑体というミクロの世界を旅し、太陽の光、生命の歴史、そして地球という大きな循環へと想いを巡らせる特集です。
身近な出来事の中にも、生命の不思議はたくさん隠れています。






