私たちの身体にいる「100人の名医」 令和8年10月158号
昔の家庭には「万能薬」があった
Sally薬房では、「風若錠」という風邪薬が、特別な宣伝をしなくてもよく売れます。
一度お求めになった方が、風邪の季節になると常備薬として用意され、長年ご愛用くださっています。
一般的な総合感冒薬には、熱や痛みを和らげる成分、咳を鎮める成分、鼻水を抑える成分などが配合され、つらい症状を軽くすることを目的としています。
一方、風若錠は、胃腸の働きを重視した生薬が特徴的な風邪薬です。
なぜ風邪薬なのに、胃腸を大切にするのでしょうか。
一昔前まで、家庭には小田原の「ういろう」や「はらはら翁丸」など、さまざまな不調の際に頼りにされてきた伝統薬がありました。
「万能薬」と親しまれた薬の中には、胃腸の働きを整えることを重視したものもあります。
東洋医学では、胃腸を、飲食物から栄養を取り入れて身体を養うための大切な中心と考えます。
食べたものを消化・吸収し、必要な栄養を全身へ届ける。胃腸は、私たちが元気に生きるための土台であり、身体が本来持っている回復力「自然治癒力」の源でもあります。
「自然治癒力」
私たちの身体には、40億年近い生命の歴史が息づいています。
傷を治し、異物から身を守り、乱れた状態をもとに戻そうとする力。
私たちが「自然治癒力」と呼んでいるものは、生命が過酷な環境の中でも生き抜いてきた長いながい歴史の中で受け継いできた、生きるための知恵なのです。
薬を飲んで病気が治ったといいますが、薬が病気を治したのではなく、薬は身体に出ている症状に効いて身体を楽にすることで、本来私たちが持っている「自然治癒力」が発動したからなのです。この「自然治癒力」のことをヒポクラテスは「人間は身体の中に100人の名医を持っている」と表現しました。
最善の治療は100人の名医に働いてもらうことです。

血圧が上がるのも、生きるための反応?
ここで、血圧について考えてみましょう。
血圧とは、血液が血管の壁を押す圧力のことです。
走れば筋肉は多くの酸素を必要とし、心臓は血液をたくさん送り出します。寒いときには、体温を逃さないよう皮膚の血管が収縮します。
緊張したとき、驚いたとき、喜んだときにも、心臓や血管の働きは変化します。
私たちは常に同じ環境で生きているわけではありません。暑さや寒さ、運動、感情など、さまざまな変化に合わせて血圧を調整しているのです。
つまり、血圧が一時的に上がること自体は、身体に備わった大切な調節反応なのです。
しかし、問題は、安静にしていても高い血圧が長く続くことです。
高血圧が続くと、血管の壁に負担がかかり、血管が厚く、硬くなったり、内側の通り道が狭くなったりします。これを「血管リモデリング」といいます。
その結果、血管の抵抗が増え、さらに血圧が高くなるという悪循環が生まれることがあります。
血圧を下げる薬、身体を整える養生漢方薬、37兆個の細胞を養うクロレラ
血圧を下げる薬
高血圧の治療に広く使われている薬の一つに、アムロジピン(ノルバスク)があります。
この薬は、主に細動脈の筋肉を緩めて血管を広げ、血液が流れるときの抵抗を減らします。
血圧を下げることで、脳卒中や心臓、腎臓などの障害を防ぐためにも役立つ、大切な薬です。
一方、下記の図に示した高血圧の根本原因にアプローチすることはなく対症療法的で、下がりすぎる場合もあります。
身体を整える養生漢方薬
一方、東洋医学では、同じ高血圧でも一人ひとりの体質や症状を重視します。
例えば、釣藤散は頭痛やめまい、のぼせなどがある方に、七物降下湯は虚弱な傾向があり、疲れやすい方などに用いられることがあります。
漢方では、こうした身体の状態を「証」と呼び、気・血・水や五臓六腑のバランスを考えながら処方を選びます。身体を整え血圧を下げる養生です。
西洋医学と東洋医学では、身体を見る視点に違いがありますが、どちらも適切に活用することが大切です。
37兆個の細胞を養うクロレラ
私たちの身体は、およそ37兆個ともいわれる膨大な数の細胞からできています。
心臓も、血管も、胃腸も、脳も、すべて細胞の集まりです。
そして細胞の中には、栄養素を利用して生命活動に必要なエネルギーを生み出すミトコンドリアがあります。
細胞が健やかに働くためには、さまざまな栄養素が必要です。
Sally薬房でご紹介しているクロレラバイオリンクは、ミトコンドリアがエネルギーを生み出すためのさまざまな栄養素をバランスよく含んでおり、毎日の食生活を補うための強力な味方です。
また、クロレラバイオリンクの細胞膜を濃縮した503やBCExはミトコンドリアの数を増やしたり、活性を高めることで細胞がエネルギーをたくさん生み出せるようになります。
細胞が元気になるということです。血管の中を流れる血液細胞が整えば、血液は血管の中をサラサラと流れます。
また血管を作っている細胞が整えば血管は本来のしなやかな弾力が甦り、血管に必要以上の圧がかかることもなく、血圧の高い人は低く、低すぎる人は正常値に向かわせようとする身体が本来持っている機能に協力できます。

本当の万能薬とは
血圧を例に挙げましたが、クロレラバイオリンク製品は私たちの身体の100人の名医が最高の腕を振るってくれる最高の自然療法です。
ただ、漢方薬やバイオリンク製品はアムロジピン(ノルバスク)のような劇的に血圧を下げる効果はありません。高血圧の根底には図に示したような背景があります。
アムロジピン(ノルバスク)はドロドロの血液を変えるわけでも、血管の状態を変えるわけでもなく、ただ血管を広げるので血圧は下がります。一方、バイオリンク製品は水面下にある血圧をあげるいくつかの要因にアプローチすることで、高血圧の予防になると共に高血圧の進行を防ぎます。
高血圧の薬を飲み始めないといけない時期には、503で血管を整え、運動、食事の見直しなどの生活習慣を変えることで、血圧が正常値になった方は多数いらっしゃいます。
ただ血圧の薬はよくないと高いままにしておくのもよくありません。血圧が高い状態が続くと、血管の壁が内側に向かって厚くなり、硬くなります。弾力もなく血液の通り道も狭くなりさらに血圧が上昇します。

何より大切なのは、毎日の食事、運動、睡眠、休養といった生活全体を整えることです。
特に運動には、血管の働きを改善するだけでなく、継続することで筋肉の毛細血管を発達させる力もあります。血圧の数字だけでなく、毛細血管まで血液が行き渡る健康な血管を守ること。
そして、身体をつくる一つひとつの細胞が、健やかに働ける環境を整えること。
それこそが、私の考える「自然治癒力を大切にする養生」です。
私たちの身体には、長い生命の歴史の中で育まれた、素晴らしい仕組みが備わっています。
その力を信じ、いたわり、必要なときには医療の力も借りる。
今回は血圧を例に挙げましたが、すべての病に共通することは、身体の中の「100人の名医」が働きやすい環境をつくること。それが、私の考える本当の万能薬なのです。
身体の状態も、原因もお一人おひとり違います。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。





