ごはんを食べる時テレビを見たり、スマホをしたり、新聞を読んだりしていませんか?
先日、カリフォルニア大学のダニエル・シーゲル博士の「どうすれば時間を最大限に生かせるか」
の中でとても興味深いことが書かれてありました。
1日を個々のカテゴリーに分け「仕事」「食事」「散歩」「運動」「趣味」・・・。
それぞれのカテゴリーの時にはそれのみに没頭するという事です。
>このことは、私たち日本人は子供の頃から躾としてされてきたことで、ものめずらしい事ではありません。
しかし食事中にテレビを見たり、本を読んだり、スマホをしたりしている方は少なくはないと思います。
私も一人で食事する時よく本や新聞を読んだりしていました。
そうするとその時は満腹感がなくつい食べ過ぎ、後になって苦しくなる経験を多々しました。
つまりながら食べすれば、食べ物に気持ちが集中せず、消化に必要な物質を運ぶ血液が胃に集まらず、脳の方にも流れ消化が十分になされません。
それともう一つとても大切なことがあります。
私たちは、食べ物という物だけを頂いているのではなく、いのちや想いやエネルギーを頂いています。
頂いている食事の奥に、目に見えないどれ程のものが詰まっているのでしょう。
以前友人が、良い材料で手間暇かけて作ってくれたご馳走を頂いた時、心も体も満たされ何とも言えない幸せな気持ちになりました。
なぜでしょう。
食材を育ててくれた大自然の力、作ってくれた方の努力、そしてなにより美味しく食べさせたいと思いつつ料理してくれた友人の想いが、食べ物のエネルギーを倍増させたのですね。
空腹という欲望を満たす食事ではなく、目に見えないものを感じ感謝の念をもって食にきっちりと向かいあって頂きたいものです。
私たちの日本食は五感を最大限使って味わえる世界でも最高の食です。
ながら食べなんてもったいないですね。
また作る私たち主婦も料理は、食材のいのちを輝かせ、家族のいのちも輝かせる仕事。
素敵なことですね。
食を通して向かい合うということを学びました。
さて日々さまざまなことに向かい合う実践にチャレンジです。