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Sallyのつぶやき

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しあわせの種 7月

日曜市で紫蘇を買い、6月始めに漬けた梅に入れようと茎から葉をとった日に、偶然にもまどさんの シソのくきの詩に出会いました。急いで捨ててあった茎を拾い見てみますとどれもこれも正方形。    何だか葉をむしり取られた茎が愛おしくなり、花瓶に挿しました。  慌ただしい日常生活の中、自然から学ぶことを忘れ、どうでもよいことに捉われ大切なことを見失ったり、思い込みで物を見ているのだと気付かされました。

 それにしてもまどさんの詩は深いですよね。シソの茎から果てしない時間空間が広がってくるのですから。

先日俳優の榎木孝明さんが30日間の不食をなさったとマスコミが騒いでいました。
一般の方にしてみれば食べないで1カ月も元気に過ごすことは考えられないことでしょう。
色々な意見が出ていました。1日、いや1食でもいいので食べない体の軽さ、心の軽さを経験したら素晴らしいのにと思いました。
1日青汁1杯で15年間過ごされている森美智代さんを7-8年程前にお見かけした時、
髪の毛もお肌もつやつや、体はどちらかというとふっくらで、私が想像していた不食の方のイメージとはかけ離れていました。
その後食べても、食べなくてもO.Kの方や長期間の断食の方のお話しを聞く機会があり、
現代の科学では解き明かせない体の神秘を感じていました。
とは言いながらも、私は食べても太らない事を良いことに時々美味しいものがあれば欲望で食べたり、
ストレスが溜まれば甘いものの過食。後で後悔するのですがその繰り返しをしてきました。
アフリカやアジアの貧しい国の人々の事も頭によぎるのですが、欲望は強いものでした。
周りもグルメだのダイエットだのが大流行。これは私たちが食をコントロールしているのではなく、
食にコントロールされ振り回されているわけです。

食は人を良くすると書いています。食べてエネルギーが湧き、取り組みたいことに邁進できるのが本当のグルメ。
そこで食べ物の質、量と体調、心の持ち方、睡眠,気力等々の相関性を感じながら今実験中です。
また不食の方や、一日1食の小食の方のエネルギー源は何だろう?と興味を持ち、
この1カ月間栄養、代謝関係の文献や本を読みあさっています。読めば読むほど、一時も休むことなく
働く体の緻密な動きに驚愕と畏敬の念を抱かずにはいられません。
何も考えることなく色々なものを食していますが、お米1粒を消化しエネルギーに変えるのでさえ、
下図に示したように気の遠くなる様な過程とその過程で個々の特有の酵素、ビタミン、ミネラル等の物質が必要です。
その中の一つでも足りなければ反応は進まないのです。またそれを運ぶ細胞内での乗り物、
エネルギーを作りだす工場等々、多くの過程で様々な物の相互作用、協力によって
わたしたちの体は生かされています。
この体のシステムは地球に生物が誕生してから36億年かけて獲得したものです。
つまり私たちの祖先クロレラの様な単細胞生物が多種多様に進化するために、36億年もの時間をかけて
作り上げた命の火を燃やすシステムなのです。
私たちは食欲満足に重点を置き、自分に好むものだけを多く摂っていますが、この驚愕なる代謝システムが
潤滑に回るような食べ物、食べ方をすることが私達を生み出してくれたものへの感謝だと思います。

                           この宇宙はビッグバンという一つの光の大爆発から始まり、この地球は一つの細胞から生物が生まれ
多種多様の生き物がいのちを輝かしています。この宇宙の95%はダークエネルギーだといわれています。
エネルギーの存在だけでは、表現がなく面白みがないので、宇宙の創造主は目に見える形を
創り出したのかもしれません。
その様に考えた時、宇宙のエネルギーをダイレクトに取り入れる不食の食べない歓び、
あるいは宇宙エネルギーをたっぷり含んだ食べ物を頂く食べる楽しさ、どちらも存分に味わいたいですね。
そして自らも宇宙エネルギーを表現できる存在になろうではありませんか。

バイオリンクは命の火を燃やす燃料の着火剤

Sally日記