年末の大掃除 皆様年末にはお家を大掃除しますね。私も少しずつ始めようと洗濯場、化粧回り、バス用品を入れているクローゼットを片付けたのですが、使い古したタオル、使っていないもの、期限の切れたもの等がありごみ袋にいっぱいになりました。こんなに要らない物を溜めていたのですね。 年末の大掃除は恒例なのと、家の中の物は目に見えますが、ご自身のお身体の中の汚れやごみは見えないですよね。 食品添加物、排気ガス、農薬、人工の香料等は肝臓のP450という酵素で解毒されごみとなります。
山々は錦繡の衣をまとい、この一年の実りや一回り大きくなった幹、そして冬の眠りにつく動物達ともにお祭りを喜んでいるかのように、晩秋のおひさまの中で輝いています。
紅葉狩りやハイキングに行くと、木々の燃えるような赤や黄色に目を奪われますが、それと共に意識して頂きたいのが、木、草花、落ち葉、土からの匂いです。春には発散し伸びゆく香りがあり、秋には芳醇で満ち足りた香りがあります。また1日の中でも、お天気の具合によっても香りは変化してゆきます。普段の私たちの生活は、人工的なものに囲まれ過ぎて、原点がどこにあるのか見失ってしまいます。大自然の中で、意識的に五感の感覚を研ぎ澄まし、自然回帰することで、いのちを養う動物的感を少しでも取り戻しましょう。研ぎ澄まされた五感の向こうに第六感が閃く。
春、生き物の新しい芽吹きを祝福するかのように咲いた花は、季節の巡りの中で、赤や黄色の甘い実を結び、鳥たちは歓びの歌声を上げています。 その果実の中心には、新しい命の種があり、新天地での芽吹きに胸をおどらせていることでしょう。 花のいのちは儚いといわれますが、花弁は散っても目に見えない美しい営みがその後に展開され、秋の実りへと結実してゆきます。 花のいのちは儚いのではなく、姿を変え目に見えない美しさと、智慧でいのちを展開しているのですね。周りのものに歓びと調和を運びながら。
朝夕は秋の風が吹くようになり、また夜の虫の声は一日の緊張感をほぐしてくれます。 繊細な翅と翅を擦り合わせるだけなのに、あのように大きな音を奏でるのですね。ところで、虫の音を情緒豊かに思う民族は、世界に数ある国々の中で、日本人とポリネシア人だけだそうです。 あとの国の方々は、虫の音をノイズと捉えるそうなんです。日本に生まれて良かったですね。 元東京医科歯科大学の角田忠信博士によれば、日本人は虫の音などの自然音を聞いた時、左脳で感知され言葉として捉えるそうです。一方それ以外の国の方は、右脳で音として処理されるので雑音とみなされると言っておられます。 私たち日本人は虫と対話しようと耳を傾けて来たのですね。
照りつける太陽のエネルギーが大地から立ち昇る熱となり、積乱雲を作り、夕立や雷となって天の氣が大地に降り注がれ、天と地のエネルギーの交換がダイナミックに行われています。 雷の多い年は、豊作になるといわれますが、これは大地や植物に天の氣(宇宙のエネルギー)がたくさん降り注いだからですね。 私たち人間も大自然の一部、天の氣とエネルギーの交換をしています。夜空に輝く星々は、宇宙のエネルギーがぎゅーと凝縮し誕生したものです。これらの星々は互いにハーモニーを奏でることで、この宇宙の空間を振動させそれが地球の大気に伝わり、海は波を起こし、人間は呼吸をします。