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しあわせの種 11月

 今年はお天気が不順で十月の終わりに2つも台風が来て、秋を探さないといけない感じでしたが、街路樹も次第に色鮮やかに染まり始め、終焉の美を飾る季節となりました。秋は何かもの哀しい季節でもありますが、いのちは巡り、来春には青々とした新芽から、再び生命力あふれる若葉が生れます。私たちの身体の37兆個の細胞も、古い細胞は壊され、新しい細胞が生まれる新陳代謝を常にしています。

自然の営みと同様、これが健康な状態で、この新陳代謝が上手くいかない状態が病気です。
私たちは大自然の一部、自然は常に移り変わり、より良い方向に進化しています。日々の生活、つい安定を望みますが、執着することなく、より良きを目指して次々と建設的方向に進みましょう。

抗菌剤で意識障害?

十月末、私の兄が風邪を引いて、病院に行きクラビットが処方され、1回飲み翌朝起きてトイレにもまともに行けず、服も着れず、頭に靴下を履こうとするし、ろれつが回らず救急車で搬送。ひたすら眠る様になり、ICU での治療となりました。

色々調べた結果脳血管障害でも、脳炎でもない事で、恐らく抗菌薬のクラビットが原因であろうという事になりました。
500人に一人の割合で意識障害による痙攣が、副作用で報告されています。
まさか兄がこんなになろうとはビックリしました。ずーとすやすやと眠り、たまに訳の分からない事を言っていて本当に心配でしたが、回復しました。

クラビットの治療効果は多岐にわたり、「皮膚感染症、呼吸器感染症、泌尿器感染症、婦人科感染症、眼科感染症、耳鼻科感染症、歯科感染症など広い範囲の感染症の治療に使用されている万能薬」、と言えば素晴らしいと思われるかも知れません。よく使われています。みなさんも服用なさってることがあると思います。私も身内がこんなことにならなければ、西洋薬の欠点をここまで痛感しませんでした。

西洋薬💊には素晴らしい面も沢山ありますが、何パーセントかの副作用がある事を心得て置かなければいけません。
クラビットの副作用の事を恐れて使わないのも問題があり、ここぞという時には絶対必要だと思います。
ただ、風邪の引き始め位で、高齢者でなければ、抗生物質や抗菌剤は必要ないと私は考えています。
ましてやクラビットは幅広い菌に効くと言う事は、私達の身体の中にある、皮膚、粘膜、胃腸に居る善玉菌まで殺してしまいます。私たちの身体のあらゆる処にいる善玉菌は、外界からの悪い菌の侵入を防ぎ、また私たちの身体に必要な物質を分泌してくれていて、私たちと共存共生関係です。その善玉菌を殺すばかりでなく、広範囲に作用するため、耐性菌が出来易くなり、本当に必要な時に効かなくなります。
抗菌薬や抗生物質の乱用がささやかれ、薬剤耐性も問題になっていますが、このような薬を使わざる得ない私たちの病気に対する抵抗力、体力、生活習慣も大いに問題があります。
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Sally日記