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しあわせの種 4月

今年は厳しい寒さだったので桜も春を待ちわびていたのですね。例年よりかなり早く咲いてくれました。春の訪れは、梅、桃、桜と順次やって来てくれますが、どれも葉っぱより花が先に開きます。多くの植物は葉が育ちお日さまからの光りを受け、栄養を蓄えて花を咲かせます。

梅も桃も桜も前の年蓄えた栄養で花を咲かせます。どれもお祝に関係する花ですね。 木は一年ごとに幹を大きくしてゆきます。私たちは、自身の幹が一回り大きくなってからの着地点を喜びます。花を先に咲かせる木は、幹が大きくなる着地点に不安もなんの疑いもなく強固に結びついているからこそ、前の年貯めた栄誉分を存分に使い、あのように美しい花を咲かせます。自然は多くの事を教えてくれます。 お花見は五穀豊穣を願っての予祝だったそうです。
さて私たちも幹が大きくなってからではなく、自分自身の予祝をしませんか?
春は万物がエネルギーに満たされ、のびてゆく季節。

東洋哲学の五行説では、自然界の要素は水、木、火、土、金の5つのグループに分類され、それらが互いに影響し合って宇宙がなり立っていると考えます。
春は木に属し、自然界の全てのものがのびやかに成長し、新陳代謝が活発になる季節です。私たちの身体も自然界と同様、新陳代謝が盛んになり、冬場溜まった老廃物を発散してゆきます。春の花粉症、吹き出物、皮膚病、めまい、気持ちのアップダウン等もそれによるものです。春の自然界と私たちの身体の活動と深い関わりが在るのが、「肝」です。西洋医学でいう肝臓の働きだけでなく、自律神経系や新陳代謝の機能を担い全身の「気」エネルギーの流れをコントロールし、精神を安定させ、内臓の働きをスムーズにします。過度のストレスや新しい環境に対する不安は、肝の働きを弱めます。春先の精神的なトラブルは、肝の気の流れを良くしてあげることで改善されますので、ご相談下さい。
また肝は「血を蔵す」といわれ、血液を貯蔵し、必要に応じて供給するという血液調節機能も担っています。ドラム缶1缶の容量の血液が約3時間で肝臓の中に流入しています。この血液のうちの30%は心臓から肝動脈を通り、酸素を肝臓に運びます。70%の血液は小腸から吸収された栄養物(グルコース、アミノ酸等)を、肝門脈のルートを経て肝臓に運んでいます。食べ物は私たちの身体の材料であり、エネルギー源です。

小腸から吸収された栄養は肝臓に入り、身体に害がないように解毒され不要なものは分解されます。また血糖を正常に維持するために吸収した余分な糖分はグリコーゲンとして蓄えられ必要に応じて糖に変換されます。また吸収されたアミノ酸は、私達の身体の蛋白質として肝臓で構成されます。血となり肉となるわけです。つまり肝臓は身体のための大切な化学工場であり、かつ貯蔵庫の役割を担っています。「肝腎要」とは良く言ったものです。

 今、食品添加物、農薬、化学薬品、大気汚染等で、肝臓の解毒に負担がかかります。できるだけ加工食品ではなく手を加えてない自然の物を摂るように心がけましょう。

   デドックス効果を持つ食品として、玄米、緑の濃い野菜、スギナ茶、ヨモギ、梅干し、そして腸内細菌を整える発酵食品の味噌、たくあん、納豆等があげられます。

クロロフィルは解毒作用にとても優れています。特にクロロフィルa、クロロフィルbの両方を大量に含むクロレラは、ダイオキシンの排泄にも効果が認められ、優れた解毒作用があります。
クロレラバイオリンクは解毒作用のみならず69種類もの天然成分を含み緑黄色野菜のかわりとなりまた、免疫調節作用、細胞の若返り、新陳代謝の活性化が報告されています。
妊婦さんでも安心して飲めるすぐれた健康食品です。

最近気になるのが、炭水化物ダイエット。炭水化物の代わりにタンパク質や脂質をエネルギー源としますが 身体は炭水化物からの糖がないので、アミノ酸から糖を作り出します。この時不要なアミノ基が肝臓で代謝されます。これは肝臓には大きな負担となりますので、くれぐれも長期の炭水化物ダイエットはなさらないで下さい。 痩せたい方は栄養指導と運動によるプログラム組みますので、マスコミに惑わされないように。 アミノ酸飲料もお勧めできません。アミノ酸飲料飲むくらいならば、だしを取ったお味噌汁を毎朝飲んで下さい。お味噌汁の塩分が気になる方は、わかめを入れてください。わかめのカリウムが、塩分のナトリウムを排泄してくれます。

Sally日記