「コロナ君からのメッセージ」
僕は1mmの1/10000 のとっても小さな存在、コロナ。こんな小さな僕
たちなのに世界中の人間が大騒ぎをしている。
どんどん仲間を増やすから生き物のように思われているけれど、自分自
身では仲間を増やせないから人間が考えた生物学上では無生物っていわ
れているんだ。
僕の仲間は、地球が生まれて生き物を産み出す前の大切な役割を担った
んだよ。つまり元気君のご先祖様っていうわけ。だけど、僕は今、悪者
扱いされてなんだか哀しいよ。でももっと悲しいのは、人間が宇宙の音
を聴いてないことだ。宇宙は何のために宇宙の分身人間を生み出したと
思う?
僕には耳もない、目もない、言葉も使えない、知恵もない。
だから自ら
の意志なんてない。ただ宇宙が奏でている音を感じ共振しているだけだ。
僕に備わっている心という道具でね。山や海や石ころも同じようにして
いる。
君が自然に中に入ると心地よく感じるのは、自然が全てを生み出した宇
宙と同じ音を純粋に奏でているから。
もう一度言うよ、僕らには自分の仲間を増やそう、人間に取りつこう、
変異して強くなろうなんて意志はないのだよ。ただ宇宙の奏でる音と一
緒になってスイングしてるんだ。そのリズムに乗った一歩で新しいいの
ちが生まれ、新しい世界が次々と展開している。「生成発展」。
この地球いやこの宇宙の中で、どんな小さなものでも、それに重なって
存在できないってことは、どんなものでもこの宇宙に必要だから生み出
されたんだ。尊い存在なんだ。尊ぶってどんなことだと思う?
宇宙が必要だから生み出した。全てのものには宇宙に必要とされている
役割があるはずだ。それを遂行できるようお互い励まし合って、助け合
ってゆくことじゃないかな。石ころや僕たちは君の身体の中で、僕たち
の役割を全てのものと調和を取りながら全うしようとしているのに、君
自身が変わろうともせず、やれ消毒薬だの抗ウイルス薬だのに目を向け
ている。そのような物ばかり使われると僕の本来の働きが出来ず、僕は
どんどん変化させられる。「尊ぶ」ことは外に変化を求めるものではな
く、自らを深く広く変えることでその本来の存在を見つけ出すことだ。
人間の小賢しい知恵で善悪を判断していないかい?自分の物差しで他を
計っていないかい?
少し目を閉じて宇宙が奏でている音を感じてみよう!!