柿は豊富なビタミンCをはじめ、カロチンや植物繊維などの栄養成分が凝縮されている果物です。
「柿が色づくと医者が青くなる」といわれるほど、免疫力の向上、美肌、二日酔いにも効果があります。
一方、柿は体を冷し、またタンニンが含まれていますので、食べ過ぎると便秘になりますのでご注意ください。渋柿がアルコールでさらし柿に、太陽の力で干し柿になり甘くなるのは、水溶性タンニンが不溶性タンニンに変わって苦みを感じないからです。甘柿、さらし柿、干し柿共に、タンニンは含まれています。体の冷えを感じる方は、干し柿を召し上がる方がよいです。甘くておいしい柿ですがくれぐれも食べ過ぎないように。
今年の中秋の名月は9月19日です。
日頃、夜空を見上げることも少ないのではないでしょうか?
秋の収穫への感謝をこめて、薄とお団子を飾り、お月さまと対話してみませんか?
澄んだお月さまを見ていると、心が清らかになってきます。
お月さまは自ら光を放っているのでなく、太陽の光を反射しているだけなのに、煌々と清らかな光を放ち、夜道を照らします。
愛をいっぱい出すお日さま、全てを受け入れ浄化するお月さま。
大自然はたくさんの事を教えてくれます。お日さま、お月さまの様になりたいな。
一年で最もエネルギーが旺盛な夏。
天地のエネルギーの交流が盛んに行われ、上昇する熱により積乱雲が生じ、
夕立ちや雷となって天の気が大地に降り注がれます。
東洋医学では、夏が最も「心」が疲れる季節です。
心の働きが乱れると動悸、不整脈などの循環器の異常のほか、不眠や精神が不安定になるなどの症状があらわれることがあります。
東洋医学でいう「心」とは西洋医学的な、血液循環の心臓の働きと、食べ物を血液に変える小腸の働きおも含みます。
一年に一度、織姫と彦星が天の川を渡って出会うロマンチックな七夕。
私たちは短冊に願いを込めて、笹の葉に結び天の星に届けます。
日本の七夕は五節句の一つで、秋の豊作を祈り、
また人々の無病息災を天に願ったことが始まりです。
仏教が大陸から伝わりお盆を迎える準備的な要素も加わるようになり、
時代とともに七夕も変化しています。
広重の市中繁栄七夕祭、ひしめくほどに七夕飾りが林立し、
そろばん、鯛、スイカ、ひょうたん等の大きな飾りが、
風になびき、はるか彼方には富士山も見え、江戸の繁栄ぶりがうかがわれます。
しかしこの絵が描かれる1年半前には、安政の大地震があり江戸は壊滅状態で
家屋は跡形もない状態でした。
わずかの期間にもとの姿に戻り、例年のように七夕飾りが林立しお祭りをする姿、
これこそ日本の姿だと感じます。
夏の過ごし方
汗をかく
東洋医学では、夏を天地陰陽の気が盛んに交わり、万物が成長繁栄する季節ととらえます。
人も内にある陽気を、皮膚汗を出す機能が退化し汗の出ない体質になります。
花粉症などもこれが一因で
あじさいのブルーを眺めていると、心が透明に澄んできます。
梅雨のうっとうしい中、最高の贈り物。同じ株からのあじさいなのにそれぞれ違った素晴らしい発色、刻々と変化する色合い、しあわせを感じます。